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バブル期にも見られなかった現象があり、この点でもやはり日本市場は外見はともかく、中身は大きく改善されていることになります。
Sの他にはTもかなり上がりました。 こちらは推奨時点の株価がやや高く、1560円でした。
それでもT薬品、T製薬、Mなどの著名薬品メーカ1株よりは水準的に安かったので推奨したのですが、結果は7月に2440円の高値をつけました。 これまたかなり上がったことになります。
ある投資家は、たまたま定期預金が200万円あり、満期になったためそれを下ろして買ったところ、1年もたたないうちに160万円(彼女の買値は1600円)が240万円になったといって、大感激していました。 この株の場合も注目点は、仕手株でない、ごくオーソドックスな銘柄を買って、短期間に高収益が得られていることです。
ここでもまた、株は上がらない。 日本株はダメだ、という声とまったく逆の現象が起きているのです。

一つ一つ取り上げていけばキリがありませんが、Iデンもよく上がった株の一つになります。 同社は電子素材やセラミックス、建材などのメーカーですが、プラスチック製のICパッケージを製造しており、これがI社向けの需要として急増している。
I社はパソコンの頭脳部分ともいうべきMPU(超小型中央演算処理装置)で世界シェアの8割を制しています。 そんなI社のMPUをカバーするのにIデンのプラスチックーCパッケージが使われていますので、株価はどんどん上昇しました。
具体的な数字は次のようになりました。 推奨時点の株価は1110円。
それが8月には2220円です。 偶然かもしれませんがちょうど2倍に届き、SやTを上回る上昇振りだったことになります。
ただ残念ながらすべてが上がったわけではなく、T化学などは大失敗になってしまいました。 同社を経営支援しているDさんで社内抗争が起きて、Tの支援を続けるかどうかで大モメにもめてしまい、いまなお解決していないからです。
実のところTはもっとも期待した株でした。 次世代ディスプレイであるプラズマ・ディスプレイ用パネルの製造に不可欠な高純度マグネシアを製造していることから、株価は着実高すると読んだのですが、経営陣の抗争までは読みきれませんでした。
買われた方は、現在の水準はさすがに底であり、多少は戻るのでそれを待って売り、他銘柄に乗り換えられたし。

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